2007年02月21日
すまい方日記・その15
1月始め・実施設計の頃 もうひとつのあかり 「灯り」について
前回の「明かり」はみちびき、取り入れるものと書きました。もうひとつのあかりー灯りーはすなわち照明の事ですので、自ら照らさなければなりません。言葉のとおり照明は、暗くなった住まいを明るく照らすための器具ですが、総じて私たちは部屋の隅々まで明るく照らさなければならないといった先入観が、子供の頃から植え付けられてしまったような気がしてならないんですね。
私の数少ない海外経験からしても、日本ほど明るい街並みの国はないんじゃないでしょうか?
(夜のコンビニエンスストアのまぶしさは異常だと思うのは私だけなのかな?)
北欧の友人の住まいにお邪魔したときに、ほの暗いながらもすてきな部屋のなかで暮らしながら、お客さんが見えたときだけ、ろうそくを足すという話は今でも憶えています。
そんな思いがあるもんですから、照明を計画するときは明るく照らすというよりも、どうしても灯すというイメージで考えがちです。闇あっての灯りともうしましょうか、そのコントラストって大事だと思うんですがどうでしょう?
ということで、うちではあながち提案の際にお客様から暗いんじゃない?と指摘を受けることもあるんですが、そんな思いも説明して了解いただいたスペースに取り入れたりしています。

通常、蛍光灯をつけがちな照明も、このように裸電球を板でサンドする事により変化をつけたり、

これは階段スペースですが、壁つけ照明(ブラケット)もただ取り付けるだけでなく埋め込むことにより趣が増します。

N邸のリビングではベース照明をペンダントにしてコーディネイトしています。

M邸でもそんな思いをこめながら照明計画を提案しました。
はてさてどんな感じで「灯り」は灯るのでしょうか。






